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日進市で施工中のカフェ
農業の6次産業化施設でスタートするカフェの建築に携わらせて頂いています。
知れば知るほど、私たちも楽しみになる果樹園隣接カフェが展開されるBASEの建物。
現在は厨房の吊り棚や器具取付が進み、内装・外部工事ともにラストスパートを迎えています。
設計やクロス、照明器具など、こだわりの空間づくりに奮闘しているオーナー様たちの、
熱意ある挑戦を実現させる為の工事が日々進みます。
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今日密かに紹介するのは2階へ上がる階段。
建物全体のアートな雰囲気の中ではあまり目立たない箇所なのですが
仕上げまでのストーリーを1つ。
大工工事まで遡ってのお話となりますが
階段の巾木は今回手作りで施工しました。
部材を作って、取り付けて、と進めていきましたが
最後の1段分が基礎とぶつかって同じようにはいきませんでした。
そこでどうしようか考える大工さん、、、
巾木より厚みのある木材でフィットする形を作ることにしました。
「昔自分の親方に教えてもらったのは・・・」
「大工の『く』は『くふう』の『く』だ。ってな。」
「何でも工夫しなくちゃーあかん。」
その言葉が耳に残りました。
自社大工で受け継いでいってほしいものの1つです。
建築中のストーリーは大工仕事の工夫だけではありません。
オーナー様側の熱量に応えるべくあらゆる職人さんたちも時に難題にぶつかりながら
考え乗り越え仕上げてきてくれました。
あともう一息、完成に向けて残りの工程を精一杯に。